大間のマグロを1本釣りで釣り揚げるシーンのテレビ朝日
ドラマ「マグロ」港から80隻の漁船が津軽海峡に出航する。
渡哲也さんは撮影用の「新坂竜丸」に乗船する。
企画制作の石原プロモーションは制作費に破格の10億円をかけたそう
だ。生きたマグロとの格闘シーンを撮影するためにこだわり、釣れなけ
れば放送延期も考えた。
200Kg級のマグロを得るのは容易じゃなさそうだ。
「掛かったど~」
11月5日に大間漁港で待機していたスタッフにマグロがかかったと
連絡が入ったのが午後2時すぎ。新坂竜丸で現場海域に急行した。
マグロがかかった釣り糸を譲り受ける。
推定180Kのマグロは当然あばれ、しまいには船底に潜りこんだらし
い。これは危険なことだ。漁船をひっくり返してしまう恐れがあるから
だ。大間漁業協同組合の濱端廣文組合長の判断で電気ショッカーを使用
する。
これは釣り糸に電気ショッカー器具を落としマグロに220Vの電流を
あたえるものだ。電気ショックで仮死状態になってしまう。
この電気ショックをするんだというシーンをみて、
「エーッそこにいるみんな渡さんも含めてビリビリくるんじゃないの~」
と思って見ていたが、誰もなんともなかったので、
そっかぁ器具が触れてる部分だけが電流ながれるんだと解った。
電気ショックが強すぎたのかよほど眠りたかったのか、マグロは仮死状
態から抜け出せずぜんぜん暴れもしない。小林正彦専務が
「やはり生きたマグロでなければ迫力が出ない!!」
との一声で再挑戦となった。
こだわりの撮影である。
港での会話シーンでは、効果音に船と船が擦れるギシギシ音、
海のさざ波音に加えてウミネコの鳴き声。
撮影時に「バックにウミネコが欲しい」との一声にスタッフの一人が素
早く消波ブロックに駆け下りていった。周りにはウミネコの影も形もみ
えないところだ。
が、スタッフは”じゃんぼ”菓子を空に投げ始めた。
あら不思議、ウミネコが飛来してきた。
なんで?
いい会話シーンのシチューエーションとなり撮影OKとなった。
そのあとじゃんぼチップで餌ずけよろしく、内田有紀や天海祐希らが船
上でマネしてやったが、来るわ来るわウミネコがいっぱい。
さて、マグロ捕獲だが推定200Kgのマグロがかかった。
渡哲也さんに釣り糸が渡された。
魚影が近づいてくる、5mほどまで来た、が糸が切られてしまった。
「逃げられた。」
「掛かったど~」
3本目がかかった。
今度こそは、気迫みなぎる渡哲也がいた。
マグロに銛を刺しカギを打つ、エラにロープを差込み220kgの
マグロを1本釣りで釣り揚げた。
ソナーも電気ショッカーも使わずに自分の手でマグロを揚げた、
死闘の34分間。
ラストシーンではバラバラになってた家族が和解してひとつとなる。
感動なし、涙なしには観れないだろう。
220kgのこのマグロは、魚市場での取引価格が
約440万円になるという。
迫力満点のドラマ「マグロ」。
